歯がしみる!これってむし歯?
2019/06/20 | 歯周病
こんにちは、歯科衛生士の川田です
梅雨入り間近で蒸し暑い日が続くと冷たいものが欲しくなりますね
冷たいものをお口に含むと歯がしみるという患者様が来られることがよくあるのですが、皆さまは知覚過敏という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
誰にでも起こりうる歯のトラブルの「知覚過敏」についてちょこっとお話をさせて頂きます
知覚過敏ってなに?
知覚過敏とは、むし歯ではないのですが、冷たいものをお口に含んだときや歯ブラシが当たったときにピリッとくる痛み・しみる症状です。
歯の表面の「エナメル質」がなんらかの原因で傷がつき、削れてしまうことで歯の内側の「象牙質」が露出し刺激が神経に伝わることで瞬間的にピリっと痛んだり歯がしみたりしてしまうのです。
知覚過敏の原因
◯過度な力でのブラッシング◯
歯ブラシで強い力でブラッシングを行なってしまうと「エナメル質」が傷つき、削られてしまいます。「エナメル質」は、とても硬いので数回強い力でゴシゴシと歯磨きをしたからといって削れてしまうことはありませんが、日々の積み重ねによって硬い「エナメル質」も傷がついて削れてしまいます。
◯食いしばり・寝ている間の歯ぎしり◯
無意識のうちに行なっている日中の食いしばり、寝ている間の歯ぎしりは驚くほど歯へのダメージを与えてしまうのです。食事をするときの何倍もの力の強さで歯と歯をこすり合わせるため、歯茎付近の歯の表面の「エナメル質」が欠けてしまいます。
◯歯周病◯
歯周病によって下がってしまった歯茎から歯の根っこの表面が露出してしまいます。
原因の多くは以上のことから知覚過敏が起こります。
冷たいものがしみたり、歯ブラシが当たってピリっと痛んだりする症状は、しみ止めのお薬・樹脂を詰めることや、マウスピースの利用で対応することができます
しかし、症状に適したお口のケアである正しいブラッシング方法も大切です。
のだ歯科医院のクリーニングでは、正しいブラッシング方法などご自宅でのお口のケア方法を含めて、お口中全体を確認させて頂いております✨
気になることがございましたら、いつでもスタッフにお声掛けください