唾液のお話
2020/04/08 | 未分類
皆様こんにちは、神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科衛生士の島田です
春 桜の季節 4月下旬となり桜も大分散ってしまいましたね。
この時期は花粉症で悩まされやすい時期ですが、今年はコロナ対策でマスク着用の方も多く例年よりは軽減されてる方も多いかもしれません。
花粉症といえば、鼻が詰まり口呼吸になったり、薬の副作用で口の中がカラカラといった方は多くないでしょうか?
それだけではなくストレス、疲れ、加齢、全身疾患などから、つば(唾液)が出にくくなってる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は 「 唾液 」のお話<第1段>をさせて頂きます。
「 唾液 」
<第1段>
[唾液ってどうやって出来てるの?]
水分を体に補給し、すぐ唾液になるのではなく一度血液になりそこから唾液へと変化していきます。(成分は99%水分です)
[分泌量は?]
1日 約1〜1.5ℓ ペットボトル約一本分!
[どこから出てくるの?]
大半は3つの大きい腺から出ています、サラサラ(漿液性)これはリラックス時に多く出ます、ドロドロ(粘液性)これは緊張時に出ます、この2種類があります。
[ 分泌時間 ]
朝起きると口の中がカラカラといったことはないですか?これは寝てる時に口呼吸も原因の一つですが、寝てる時は分泌量も減っているんです。
[ 唾液が少なくなるとどうなるの?]①〜④
❶ 話しづらくなる
(例)・口を開けて走った後すぐ話そうとしても唇が引っ付いて話しづらい
・人前で発表する時緊張して口の中がカラカラで話しづらい
❷ 物を噛んだ時、口の中が傷だらけになり、物を飲み込みにくくなる
(例)・お煎餅を5〜10枚水分なしで食べる
❸ 味がわかりにくくなる
(例)・口の中が乾いた状態で口を開けたまま舌の上に塩を乗せて下さい、しょっぱさがわかりにくい
・同じ状態でチョコレートを乗せて下さい、甘みがわかりにくい
❹ 細菌が増えるので、口の中は炎症が起こりやすく虫歯や歯周病になりやすくなります。また口臭の原因の1つにもなります。
一度試して頂くと体感出来るかと思います。
普段あたりまえの様に出ている唾液って大切な役割をしているんです。出来るだけ乾燥しないよう心掛けましょう。
何かお口の中で気になる事があれば是非ご来院下さい。お一人お一人に合った口腔ケアをさせて頂きます。