歯磨きをしているのになぜ虫歯になるの?
2022/10/10 | むし歯
こんにちは!
神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科助手の古賀です。
さて皆さんは毎日歯磨きをしているのに虫歯になるのはなぜ?と思ったことはありませんか?
毎日歯みがきを続けることは予防にとって大切ですが、残念ながらどんなに丁寧な歯みがきでも、むし歯や歯周病を招くことのある歯垢をすべて取り除くことはなかなかできません。むし歯、歯周病を予防するには、毎日の歯みがきに加えて歯科医院で定期的に専門的なクリーニングを受け、お口の衛生管理をしっかり行うことが必要なのです。また、虫歯は生活習慣病の側面も強く、虫歯を本当に予防したければ、歯磨きだけでなく、普段の生活習慣を見直してみる必要があります。
では、どのような生活習慣をしている人が虫歯になりやすいのでしょうか?
1.『虫歯になりやすい食生活をしている人』
虫歯菌の餌となる糖が口の中に長時間とどまるような食生活をしていると虫歯になりやすくなります。
2.『唾液の量が少ない人』
唾液の量も人それぞれであり、何らかの原因で唾液が少なくなることがあります。唾液というのは口の中の自浄作用、唾液の成分による歯の再石灰化(歯の修復作用)というような大事な働きを持っているため、少なくなると虫歯のリスクが大きく高まります。
3.『歯の汚れが実は取りきれていない人』
歯磨きを頑張っているつもりでも、汚れが取りきれていない場合というのは実はよくあります。
虫歯にかかりにくくするためにまず大切なこととして、口の中に虫歯菌の餌となる糖を残さないようにすることが大切です。甘いものを食べても、ダラダラと食べないようにする、寝る前には食べない、というようなことができていれば、虫歯になることはほとんどありません。
唾液をよく出すようにすることも大事です。ストレスを溜め込めない、鼻呼吸をするようにする、よく噛む、というようなことを意識し、お口の中が乾かないようにしましょう。
また、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ、デンタルフロスも使うようにすると、汚れ除去率が大幅にアップするので、オススメです。それだけでもずいぶん違います。
でも、それでもやはり蓄積した汚れというのは出てくるため、できれば3ヶ月〜半年に1度くらいは歯科医院で検診を受けて、お口の状態のチェックやクリーニングをしてもらい、虫歯予防についてのプロからのアドバイスを受けることをお勧めします。