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インプラント安定性評価装置「オステルISQアナライザー」

| インプラント

神戸市東灘区 のだ歯科医院院長の野田です。

兵庫県も緊急事態宣言が解除され、これから徐々に街に活気が溢れてくるのが楽しみですね。
ただ、緩みすぎて第二波が出て、また今までのような生活に戻ってはいけないので、のだ歯科医院ではまだまだ気を引き締めて診療していきます。

そんなコロナ禍の中、のだ歯科医院は開業4周年を迎えました。

無事4周年を迎えられたのも患者様、スタッフ、関係者のおかげと感謝しております。



また、定期検診でいつもきっちり来られている患者様からかわいいヒモサボテンとマツバボタンをいただきました。
ありがとうございます。

  

5年目はさらに優れた歯科医療を提供できるよう計画進行中ですので楽しみにしておいてください。



さて、今回はインプラントの安定性を測定する機械「オステルISQ」を紹介します。

オステルISQとは共振周波数解析装置というもので、インプラント体の骨内安定性を非侵襲的に評価する装置です。

インプラント埋入後にインプラントと骨がどれくらい結合して安定した状態になっているかは、外科手術時の骨を削る時の骨の硬さの感覚と、それだからどれくらい待った方が良いという経験でしか評価できませんでした。しかし、この装置を使用することで、インプラントに負荷をかける時期が適切かどうかを感覚や経験に頼らずに客観的に評価することができます。

測定はとても簡単で、インプラント体にスマートペグを取り付け、プローブを近づけるだけで数値が表示されます。
以前はインプラント体に上部構造などを取り付けてから直接叩いて骨との安定性を評価する機械もありましたが、オステルISQは非接触で行えるためインプラントに与える侵襲もほぼありません。



測定した結果はISQ値(インプラント安定指数)として表示され、数値が高いほどインプラントは骨と安定して結合していることを表します。



その数値を参考に、上部構造を作製できる時期なのか、まだなのかを決定します。

当院では必ずこの機械を用いて上部構造作製の時期を決定しています。

同じ年齢、同じ部位でも必ず患者様ごとに骨質は異なります。
感覚や経験に頼らずに適切な治療を行うためには必須の機械だと思っています。

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