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歯の定期検診に通ったら医療費が安くなる!?

| 予防歯科

神戸市東灘区ののだ歯科医院 院長の野田です。

おかげさまで当院は本日で5周年を迎えることができました。
これも当院スタッフ、関係者、患者様のおかげだと感謝しております。
開業前からお世話になっている税理士様から立派なお花もいただきました。
ありがとうございます。



これからも、前回のブログでお話ししたCERECや唾液検査の導入、またチェアの増設などを行い、最先端の治療を皆様に提供していきたいと思っています。

さて、治療も大切ですが本日はお金と健康についてお話しさせていただきます。

 このグラフは、2011年にトヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会との共同で行われた調査で、歯の定期検診を行なっていると、全身に関わる総医療費が一般平均よりも少ないことがわかりました。

 具体的には、若い頃は歯の定期検診に通っている人は平均に比べて、個人の年間医療費が約2万円多くかかっています。しかし、49歳でそれは逆転し、65歳時点では平均が35万円なのに対し、定期検診受診者は20万円と年間の総医療費が約15万円も安く、その後もさらにその差は広がっていくことがわかりました。


 また、過去多くの研究で、歯が多く残っている人や、歯が少なくても義歯等を入れている人では、歯が少ない人または義歯を入れていない人と比較して、認知症発症転倒する危険性が低いということがわかってきています。つまり定期検診に通うということが、健康で全身の医療費がかからないことがわかります。


 「自分はほとんど虫歯もないし、一生懸命毎食後歯磨きもしているし、食事にも困ってないから大丈夫!!」

と思ってる方。要注意です!!!


 これは長崎大学の新庄教授が調査したデータです。

 痛い、腫れたなどの症状がある時だけ治療している人の歯の本数が年齢とともに減っているのは当然ですが、歯磨き指導を受けたからと言って自分で磨けているつもりで定期検診に通っていない人に関しても年齢とともに歯の本数が減って行っているのがわかると思います。


 これは、どうしても自分自身で磨けない部分や、歯ブラシでは取れない歯石を放置することにより虫歯や歯周病になり歯を失ってしまうことになっているからです。


 最新の機器や最先端の技術も大切ですが、一番大切なことは治療終了後も定期検診に通うことだと思っています。

 別に何も症状もないのにわざわざ歯科医院に?という気持ちもあると思いますが、定期検診に通うことによって守れる歯があり、実感はないですが、健康とお金を手にすることができるんです。


 定期検診に通って、健康とお金を手に入れてましょう。

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