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女性ホルモンと歯周病について

| 歯周病

こんにちは。神戸市東灘区のだ歯科医院 歯科医師の渡邉です。

最近、少し涼しくなってきて、秋がやってきた感じがしますね。
秋といえば、食欲の秋!
美味しいものをたくさん噛んで、味わいましょう!
健康なお口で食べると、より美味しさを感じられるはず!


先日、患者様から手作りのデニッシュを頂きました❤︎

とても美味しくいただきました。ありがとうございます。






今回は、女性ホルモンと歯周病の関係についてお話ししたいと思います。


実は、女性の方が歯周病になりやすいってご存知ですか?
その原因は、女性ホルモンが関係しています。
お口の中には女性ホルモンが大好きな細菌が存在し、女性ホルモンの分泌量が増えると、その細菌も増殖されます。
そのため、女性の方が歯周病になりやすいと言われています。
それ以外にも、年代別のさまざまなホルモンの変化も歯周病の原因になり得るのです。



一つ目は、思春期です。

女性ホルモンが作られ始める思春期では、月経の前がホルモンの変動を受けやすく、歯茎が腫れたりしやすくなります。
これは、女性ホルモンの増加に伴って、毛細血管が影響されることと、炎症反応が過度になるためです。

二つ目は、妊娠・出産です。

妊娠すると、女性ホルモンが大量に分泌され、歯茎が腫れやすくなります、また、つわりも口腔内環境を悪化させる一因になります。
歯磨きが十分にできず、食欲もなく唾液量が減り、自浄作用が低下しがちになります。
妊娠中に歯周病になると、早産や低体重児が生まれるリスクが7倍に上がるというデータがあります。


三つ目は、更年期です。

女性ホルモン
が減ることから、骨密度が低くなり、歯を支えている顎の骨が弱くなったり、
それに加え、唾液の分泌量が低下するため、歯周病が進行しやすくなります。



こういった女性特有の歯周病のリスクを理解して、適切なケアをすることが大切です。
そのためにも、定期的な歯科受診をお勧めしています。

いつでもお待ちしております。


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