虫歯と脳出血
2021/10/25 | 予防歯科
こんにちは、
神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科助手の那須です。
患者様から差し入れを頂きました!
ありがとうございます☺︎
前回【歯と認知症】についてお話させて頂きましたが、
今回【虫歯と脳出血】についてお話させて頂きます。
虫歯と脳出血は全く関係ないように思いますが、
「ミュータンス菌」という虫歯の原因となる菌が脳出血に関係すると言われています。
ミュータンス菌は、血液を固め、止血に作用する血球である血小板の作用を抑制することが分かっており、
これが原因で脳出血がおこります。
ミュータンス菌の中でも、特殊な遺伝子をもつものが血小板の止血機能を特に抑制することが分かっており、
歯磨きは虫歯の予防だけではなく脳出血の予防にもつながるということです。
『虫歯がなければ大丈夫!』と思われるかもしれません。
ですが、お口の中に虫歯がなくても虫歯菌はいます。
ミュータンス菌は日本人の70%、特殊な菌は日本人の8%が保菌しており、脳出血を起こす人は30%保菌していたそうです。
特殊な菌を保菌している人は脳出血のリスクが4倍になるとのことです。
虫歯が無く、健康的なお口の中でも歯と歯ぐきの間には虫歯菌が体内に入り込める隙間があります。
虫歯や虫歯から繋がる病気を防ぐには、いつもお口の中を清潔にしておくことが大切です。
お家のケアに合わせ、当院でのケアお口やお身体の病気を予防しましょう!