Blog
ブログ

歯が全部無くなっても歯周病菌は存在する。

| 歯周病

神戸市東灘区のだ歯科医院院長の野田です。

本日患者様が、治療でもメインテナンスでもないのにお菓子を持ってきてくれました。
外国人が作ってるすごく美味しいと話題のお菓子だそうです。

みんなでいただきました。
ありがとうございます。

さて、歯を失う原因の第一位の歯周病。
原因となる歯周病菌の多くは歯の周りに存在しています。
ところが、歯と歯茎をしっかりお掃除して、歯石をとって、メインテナンスをしていても歯周病菌を完全に追い出すことができません。

その理由の一つに、歯周病菌は歯肉の中にまで侵入していることがあげられます。

最近の韓国の臨床研究で、歯周病菌の代表であるP.gingivalisは歯周ポケットだけでなく、歯肉の中に大量に棲みついていることがわかりました。
歯肉の中に侵入した歯周病菌は、薬や器具で殺菌したり駆除したりすることはできません。これが歯周病が完治しない理由の一つです。

また、舌表面のシワや溝の深いところも歯周病菌の絶好の棲家になっています。舌表面には食事のたびに色々な栄養素が運ばれてきますから、食べ物にも不自由はしません。
ですので、舌はさまざまな細菌の安住の地となっています。
ぜひ、以前のブログにあげた、舌の清掃も参考にしてください。

そのほか、頬粘膜にも棲みついていると言われています。

つまり、歯がなくなったり、本数が少なくなったからといって口腔ケアを怠っていると、口の中ではさまざまな菌が繁殖し、それを知らず知らずのうちに飲み込んだり、肺に入れて肺炎を起こしたり、また血液を介して体内へ侵入を許すことにより心疾患の原因になったりします。

また、そのような状況下でインプラント治療を行うと、軟組織からやってきた歯周病菌がインプラント周囲炎を引き起こすリスクにもなります。

歯がなくなった後も口腔ケアをしっかりと行い、健康な生活を送られるよう頑張っていきましょう。

記事一覧へ戻る