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シニア世代のお口のトラブル

| 予防歯科

こんにちは、

神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科助手の那須です。



シニアの方が注意すべき歯とお口のトラブルについてお話をさせて頂きます。


口腔機能低下の第一段階は、年齢を重ねることにより歯周病や虫歯が原因として歯を失うリスクが増すことです。

歯の本数が減ることにより咬合力の低下が起こるので、健康な歯を1本でも多く残すことがオーラルフレイル予防の第一歩です。

オーラルフレイルについて↓

https://kobe-nodadc.com/blog_detail?actual_object_id=231


まず歯周病についてですが、歯周病は歯を失う原因の第一位です。

歯周病が重症となると歯がグラグラ揺れて動くことにより噛みにくくなりますし、

揺れが大きくなり歯が抜けてしまうと噛めなくかりので咬合力の低下を引き起こします。

重症の歯周病を放置していると『糖尿病・脳心臓血管疾患・認知症』をはじめとする多くの全身疾患にかかりやすくなるのでとても危険です。



次に虫歯についてですが、近年虫歯が減ったと言われていますが、

これは子どもに限ったことで、成人の虫歯の保有率は変わっていません。

歯を多く持つシニア世代が増え、虫歯は逆に大きく増加しています。

シニア世代の虫歯の特徴的なものは、年齢とともに歯茎が下がり本来覆われていた根元が見えて、そこから発生する虫歯です。

歯肉の下まで虫歯が進んでいたり、

歯の神経まで近いので神経にダメージを起こしやすくやっかいな虫歯です。



フッ化物配合の歯磨剤を使用し、歯間ブラシやフロスで歯の根元・歯と歯の間もしっかり磨き、歯周病・虫歯予防をしましょう。

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