歯周病と全身の影響
2020/02/05 | 歯周病
皆さま、こんにちは。
神戸市東灘区のだ歯科医院 歯科医師の渡邉です。
最近、日本でも新型肺炎の感染者が増えており、人混みに行くのが怖いですね。
どこを探してもマスクや消毒類のものは売っておらず、困ります(T_T)
皆様はしっかり予防されていますか?
テレビによると、マスクによる予防も大切ですが、一番大切なのは手洗いみたいです!
そしてしっかり寝て食べて、免疫力をおとさないようにしましょう!
さて、歯周病がどんな病気かというのは以前のブログで説明させていただきました。
今回は、歯周病の全身に対する影響について説明していこうと思います。
歯周病はお口の中に存在する歯周病原細菌が原因でおきる感染症です。
しかし、その進行には細菌だけでなく、遺伝的なものや、ストレスのある生活、喫煙習慣などのライフスタイルも大きく関係しており、生活習慣病のひとつとも言われています。
お口の中の細菌は、炎症のある歯ぐきから血液中に頻繁に入り込み、全身に回ることで心臓や脳などの全身の様々な部位に影響します。
また、高齢化による摂食嚥下機能が落ちると、誤嚥(誤って、食道ではなく肺のほうに食べ物が入ること)する可能性が高くなります。
それによって、肺炎にもなりうるのです。
他にも歯周病は、糖尿病や骨粗しょう症、メタボリックシンドローム、妊娠トラブルにも関連があると指摘されています。
むし歯は、歯に穴があいたり、冷たいものでしみたりなど、自分で気づきやすい病気ですが、
歯周病は、自分では気づきにくい病気と言われています。
歯周病を治療するうえで重要なことは、早期発見して病気の重症化を防ぐことです。
症状の軽いうちに治療して、今後歯周病が進まないよう定期的なメインテナンスが大切です★
お口のなかを健康に保つことで、身体も健康に保ちましょう!
のだ歯科医院では、患者様の現在の状態をしっかり説明し、どのように治療を進めていくかを患者様としっかり話し合って決めることを大切にしています。
なにかお口のことで気になることががある方は、ぜひ一度ご相談ください!